診療案内

その他・外傷

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その他・外傷

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各チームが連携して診療にあたっています

代表的疾患

頭蓋骨骨折

脳を取り囲む頭蓋骨が外力により骨折を起こすことです。通常は保存的加療を行いますが、中には脳を覆う膜(硬膜)の損傷や陥没が重度の場合などでは手術を要することがあります。

脳振盪

外力により脳が揺さぶられることによっておこる一時的な脳の障害です。一過性の記憶障害や嘔吐、頭痛など様々な症状を来しますが、後遺症を残すことなく回復することがほとんどです。

脳挫傷

脳実質が損傷・挫滅・浮腫などを来すことです。脳内出血などを併発することもあり、損傷が強い場合には緊急手術を要します。

外傷性くも膜下出血

脳の表面にあるくも膜の下に出血をおこす状態です。保存的治療で軽快することが多いです。

急性硬膜外血腫

硬膜(脳を覆う膜)表面の動脈が損傷し、骨との間に出血が貯まる病態です。受傷直後は正常でも数時間以内に頭痛や吐き気、意識障害、麻痺など急激な悪化を来すことがあり、場合によっては手術が必要となることがあります。

急性硬膜下血腫

脳表の静脈の損傷あるいは、脳挫傷が原因で硬膜の下に血の塊が貯まることです。受傷直後から頭痛や意識障害など重度の神経障害を来すことがあり、手術が必要となることがあります。

脊椎脊髄損傷

脊骨に強い外力が加わることで脊骨の骨折や脊髄に損傷を引き起こす病態です。重傷の場合、回復が困難なことがありますが、状態に応じて不安定になった脊骨を固定する手術や脊髄の圧迫を除去する手術が必要となることがあります。固定術は背骨にスクリュー挿入等を行う手術で、血管損傷や神経損傷など危険を伴う治療ですが、当施設ではO-arm(術中CT撮影装置)及びナビゲーションシステムを有しており、緊急時にも対応可能な体制のもと、安全な手術を実施しております。

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